フリーランスエンジニアの実情は?かなり良い?

フリーランス

私は正社員になって1年でフリーランスエンジニアになりました。関西在住の20代です。
私の経験を友人に話すと、フリーランスエンジニアになる人が多かったので、記事にしてみます。
友人の中には元教師や漁師もいます。
そういった方々がフリーランスエンジニアに魅力された理由、結局エンジニアの手取りはいくらになるのか、安定しているのか。といった内容をお伝えしたいと思います。

フリーランスエンジニアの実情は?かなり良い?

①年収
②手取り
③安定するか
④フリーランスになるまで

①年収

まずはフリーランスエンジニアと会社員の年代別の年収をご確認いただきましょう。

まず年収ですが、もちろん正社員より稼ぐことができます。
ただし、見てわかるとおり50代で逆転しています。これは40代で平均より稼いでいたエンジニアなら、起業するんでしょうね。その影響もあり平均が下がっているのだと思います。
中にはFireしている方もいらっしゃいますが。。稀ですね。

実際の年収について
私は関西在住の20代で年収は600万です。平均どおりで参考にならないじゃないか!と思われる方もいらっしゃると思うのですが、まあ平均的な人間です。笑

②手取り

皆さん気にされるところで、手取りって結局いくらなのか。とよく質問されます。
ここで必要な知識は以下となります。

②-1 単価
 案件の月額単価になります。

②-2 エージェント会社のマージン率
 エージェント会社とは私たちの代わりに営業を行っていただく会社です。
 有名なところでレバテック(株)や(株)PE-BANKがあります。

 エージェント会社を利用する場合は各社ごとにマージン率というものがあり、月々の単価からマージンを支払う必要があります。マージン率はエージェント会社によって変わりますが、12%から始まり、3年目以降10%、10年目以降8%と、同じエージェント会社で契約を続ければマージンは下がっていくのが一般的です。
   
 私の場合は、単価60万、エージェント会社のマージン率が12%です
 エージェント会社に取られるマージンは以下となります。
  600,000(単価) × 12%(マージン率) = 72,000(エージェント会社のマージン)
 マージンを取られた金額は以下です。
  600,000(単価) - 72,000 = 528,000(マージンを引いた金額)

②-3 消費税
 年収1000万以下の個人事業主の場合、消費税は免除されるため、10%(2022年)の消費税はいただくことが可能です。
  528,000(マージンを引いた金額) × 1.1(消費税) = 580,800(消費税を足した金額)
 上記金額が毎月銀行に振り込まれる金額になります。

②-4 所得税
 エージェント会社によっては源泉徴収を行っていただけるところもあります。所得税は確定申告の際に支払いが必要になります。では、実際の所得税はいくらになるのか!
 まずは年収を計算します。
  580,800(月収) × 12か月(1年) = 6,969,600(売り上げ)
 ここから経費を引いた額が年収ですので、例として経費は年間で50万とします。
  6,969,600(売り上げ) - 500,000(経費) = 6,469,600(年収)
 6,469,600(年収)の場合、簡単税額シミュレーションで計算してみた結果が以下となります。
  所得税     654,000円/年 54,500円/月

②-5 住民税
 住民税についても支払いが必要です。こちらも年収に関係します。
 6,469,600(年収)の場合、簡単税額シミュレーションで計算してみた結果が以下となります。
  住民税     544,000円/年 45,333円/月

②-6 国民健康保険
 フリーランスなら国民健康保険料の支払いが必要になります。こちらも年収に関係します。
 6,469,600(年収)の場合、簡単税額シミュレーションで計算してみた結果が以下となります。
  国民健康保険料 549,000円/年 45,750円/月

②-7 国民年金
 国民年金の支払いが必要になります。国民年金は年収に関係なく、16,590円/月です。※独立して1年間は免除できます。
    
②-8 個人事業税
 準委任契約の常駐型のシステムエンジニアは個人事業税は発生しません。

さあ計算してみましょうか。
銀行に入るお金(単価からマージンを取られて、消費税を足した金額) 580,800円
ここから以下の各項目を引かなければなりません。
580,800(月収)- 54,500(所得税) - 45,333(住民税) - 45,750(健康保険) 16590(年金)
 = 418,627(手取り)

【補足】正社員の手取り
正社員の場合は、健康保険と厚生年金を会社と折版しています。年収600万の方だと、健康保険料58,200円、厚生年金91,500円の半額を支払っています。所得税と住民税は会社と折版しておらず満額天引きされています。ボーナスが無いとすればの月の手取りは以下ですね。
 500,000(月収) - 29,100(保険料) - 45,750(年金) - 54,500(所得税) - 45,333(住民税)=325,317(手取り)
正社員もかなり引かれていますね。

③安定するか

月の収入は安定します。
フリーランスエンジニアは常駐型と呼ばれる、お客さんの会社へお客さんの出勤日に合わせて通います。 現在は平日の週5で出勤については普通のサラリーマンと大差ありません。※私の職場はコロナ対策のため週に一回しか出勤せず、その他の日は在宅勤務しております。

営業はしなくてもエージェント会社がそれぞれ顧客を持っています。エージェント会社も何社も契約できるので、自分に合った職場を見つけることができます。常にいろんな案件の募集がかかっており、魅力的なものもたくさんあります。

常駐型のIT企業は、3ヶ月毎に契約の更新が発生します。フリーランスでも正社員でもここは変わりません。プロジェクト終了前に契約が終わることはほぼありません。自動的に更新されます。プロジェクト終了時も同じ職場で次の案件があるので、自分から抜け出さない限りは契約は続きます。

どこのIT企業も3ヶ月契約の時期(1月-3月、4月-6月…)が同じです。 そのため、もし契約が終了しても次の現場が簡単に見つかります。ここが常駐型フリーランスの強みで安定する理由になっています。

ただ、やはり病気になったり、事故に遭ったりといった可能性がございますので、そういった面は正社員に比べると弱いです。

④フリーランスになるまで

ここまでこの記事を読んでみてフリーランスいいかも!と思った方もいらっしゃると思います。
ではどうやったらフリーランスになれるのか。経験を交えてお話します。

私の場合ですが、大学を卒業してから常駐化がのIT企業(中小企業)で1年間働きました。そこで私は一つの案件の全工程を経験し、案件の進め方を一通り理解しました。1年しか働いていませんが、既に給料に不満がありました。

そのため、フリーランスについて調べて、まずは行動しようとエージェント会社に登録。登録時にはエージェント会社との面接が行われます。そこで自分の経験をお伝えし、私はこんなに仕事ができます。役に立ちます。とお伝えするとエージェント会社が仕事を探してくれます。エージェント会社がその人にあった単価の案件を探すので、エージェント会社との面接でいかに自分が役に立つかを説明しないと安い案件しか紹介してくれなくなるので、注意です。

全く経験の無い方だとすぐにフリーランスで働くことはやはり難しいと思います。※働くことができても単価が安い

フリーランスエンジニアは魅力的

ここまでお伝えしましたが、勉強に1年間、IT企業に就職して1年間を耐えることができれば、その後は正社員よりもお金を稼ぐことが可能です。しかもフリーランスなのに安定します。
勉強期間はなく、未経験でも受け入れてくれるIT企業に就職して自身がつくまで働くのもありだと思います。
後先考えないのは良くないですが、考えすぎるのも良くないです。
行動しなければいつまでも現状は変わりません!

■まとめ

正社員では給料が上がるまでに長い期間を要します。
今の会社で給料に不満があるのであれば、フリーランスエンジニアへ転職してみるのはありだと思います。ただし、フリーランスになると、病気やケガで働けなくなった際に収入がなくなります。(そのための保険はあります。)

フリーランスになるためには、一度IT企業に入社して半年~1年ほど働いてからが理想です。ここさえ我慢できれば、会社員時代と比べてかなり稼げるようになるはずです!

コメント

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